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テレビから貞子もどき
僕がホラゲーの仮想空間に来ると、そこは古びた畳の部屋だった。
部屋から出ようと障子を開けようとするが、びくともしない。
「閉じ込められた」
すると、ざざっという音が聞こえた。
僕がその方向を見ると、テレビがついていた。
そこには井戸が映っていた。
井戸の中から白い手が見えたところで、僕は先の展開を察した。
僕は武器になるものがないか、急いで部屋の中を探す。
しかし、そんなものはない。
どうする!?
「仕方ない・・・この方法を使おう」
貞子もどきはテレビから出てこようとしたとき、
殺すはずの少年が何故か後ろを向いていて立ったまま、
じっと動かないことに疑問に思った。
「仕方ない・・・無理に振り向かせよう」
貞子もどきが少年に手を伸ばしかけたその時、
「ぶーううううう」
少年がおならした。
貞子もどきはすぐさまテレビの中に帰っていた。
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