ホラー中にいちゃついてはいけない

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ホラー中にいちゃついてはいけない

両親とその息子が暗い森の中を歩いていると、その中に小屋があった。 母親が言った。 「ここで休みましょうよ。疲れたわ」 父親が頷く。 「そうだな。休もう」 息子は言った。 「ちょっと、嫌な予感がするよ。やめておこうよ」 母親は笑う。 「大丈夫よ。きっと休む場所を用意してくれたのよ」 息子は渋々頷く。 3人は小屋の中に入る。 小屋の中は綺麗だった。 母親が部屋を調べる。 「お風呂もあるわ」 「そうか、一緒に入ろうよ」 父親は息子の肩に手を置く。 「ここで脱ぐの?何か武器になるものを持ってたほうがいいんじゃない?」 「何言ってんだよ。平気だよ」 母親は上着を脱いでテーブルの椅子に掛けた。 「あなたが入らないなら私たちだけで入っちゃおうかしら、ねえあなた?」 母親は夫に向かってウィンクする。 父親がニヤニヤしながら言う。 「そうだな、久しぶりに二人で風呂に入ろう」 「ちょっと、一人になるのはやだよ・・・」 息子は小さく言った。 二人は同じバスタブに入る。 そしてキスしながら互いの体を触りあっていた。 「久しぶりにここでしよう」 「きゃー燃え上がるわー」 二人がいかがわしいことをしているその時。 ガタッ 浴室の扉から音がした。 二人が降り向くと、浴室の扉が開き、そこには・・・ 二人は悲鳴を上げた。
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