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墓からゾンビが
残暑が残る暑い日。
ホラゲーの中に入れるという仮想空間に来た。
仮想空間に入ると、震えるような寒さを感じた。
さっきまで明るい昼だったのに、暗い夜になっている。
そして見渡す限り、ここは墓地だった。
それもヤバい方の。
墓石は倒れているか、欠けている。
供えられている花は原型を想像できないほど枯れている。
足元はなぜか白いもやがかかっている。
「これはやばい・・・」
私はつぶやいた。
すると、墓石の一つがビックっと動いた。
私が固まっていると、その墓石の中から血だらけで青い手が出てきて、
中から青くて血まみれの男が。
私はすぐ全速力で逃げた。
大きな木が見えたのでそこに隠れる。
ゾンビがうなり声を上げながら向かってくる。
(気づかれるかも・・・)
私がどうしようか迷っていると、目の前に暗い湖を見た。
私は決めた。
私は立ち上がり気づかれないようにゾンビの後ろにまわった。
ゾンビが湖の前に来た時、私は後ろから思いきり蹴りを入れた。
湖に沈むゾンビ。
そんなゾンビを食う謎の不気味な魚。
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