家族旅行

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家族旅行

 母が退院し、数日たった夏休みの終わりごろ、再び父が旅行を計画しはじめた。 「優衣、お母さんも元気になったし、3人で旅行に行こうか」 父は嬉しそうに私に声をかけてきた。 「いいの? お母さん大丈夫? まだ少し休んどいたほうがいいんじゃない?」 「大丈夫よ。お父さんと優衣だけ旅行に行ったなんてズルい。お母さんも思い出つくりたい」 母はそう言って、旅行に行きたいと言い続けた。 でも母は、退院した後も少し調子が悪そうだった。 心配だったが、本人が大丈夫と言っているし、私も家族で久しぶりに旅行に行きたかった。  そして2泊3日の家族旅行に出かけた。そして前と同じ2日目の夜だった。 ホテルで父が風呂に入っているときに、私は風呂上りにベッドの上でボディクリームを塗っていた。そこへ母が近づいてきた。 「優衣、まだ中学生なのにボディクリームなんて塗っているの?」 「うん、いい香りがするし、お肌がもちもち~」 「そんなことしなくても、まだまだ若くてもちもちしてるでしょう」 母そう言って、私が持っていたボディクリームを手にとり、私の身体に塗り始めた。 「お母さん? 自分でするから大丈夫だよ」 「ほんと、いい香りがする。それに優衣もちもち」 母の口調はいつもと違った色気のあるいやらしい声だった。  そして全身を撫ではじめ、胸や股に近い太ももの内側など。 私は、少し戸惑いながらも抵抗せずに、じっとしていた。
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