千波岬

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優衣さんの驚く声で起きた。 どうやら、誰かと電話で話しているらしい。 「…うん、うん。乃ノ花ちゃんも一緒なのね。えっ?明日?うんうん、空いてる。わかったー、じゃあね。」 私は急いで寝ているふりを装ったけど起きていたことを気づかれてしまった。 「あ、ごめんね。ゆずちゃん、起こしちゃった?」 「ううん、大丈夫だよ。」 「そうだ。ゆずちゃんに会わせたい子がいるんだ。友達の子供なんだけどね、乃ノ花ちゃんって女の子でゆずちゃんより2つ年上なの。」 「ののか…ちゃん?いつ会えるの?」 「明日だって。」 「あしたぁ!やったー」 私はその夜は、乃ノ花ちゃんに会うのが楽しみでなかなか眠れなかった。
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