純人間の子

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純人間の子

新しく猫の子が入ったようだが最初は私のことを避けていた。後に人間は羨望の目で見てくるとのことを聴いたが人間誰しもが希少性に目が眩む訳ではない、少なくとも私はな、ということを例の猫の子に話したところ、震えてはいたが私を避けることは少なくなってきた。 メルの部屋にはゲーム機があるが私が持ってる機種とは違う。 メルは「りつも、このゲーム機買ったら?」と言ってくるがその度に断っている。 メルは夜な夜なゲームやってるのでメルにはよくクマが出没してるようだ。 私はこの学校では純人間と呼ばれている。メルは羊の擬人化にあたるが私は純粋な人間にあたる。 私は"人ならざる能力を持つもの"としてこの学校に入学した。中学卒業位のころに人外の能力が開花して、自分の意思で異世界へと飛ぶことが出来た。普通の純人間もこの学校にいるようだが。 メルは自称ガチゲーマーらしくやり込み要素もしっかりやるそうだ。その為なのか、睡眠薬を凄く嫌っている。そんなの飲んだら寝落ちして追い出されるからだとか。オンラインで自滅しやすくなるのは嫌とのこと。
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