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「始まったばかりのことだから 何とも言えないけれど」
猫は膝に乗っかってきた。
「ここでは気持ちを爆発させればいい」
「・・・でも、最近すっごいネガティブな感じのやつしか書いてなくて・・・嫌な気持ちになってないかなぁ。」
「まぁ、それは人の好みだけどな」
猫は前足を掛けた。
「お前、スターもらえたり、感想がもらえたりした時とか、すげー嬉しそうだったぞ。ちゃんとお前を見てくれている人は、たくさんいるんだ。その人達に感謝することは大事だし、お前が好きなことしてスッキリしたり、嬉しい気持ちになれたりすることは、良いことだと思うぜ。」
私は何かが一気に溢れだした。
「うぇっ、かけんな!!」
「ご、ごめん・・・」
猫は体を私にこすりつけ、私の何かを取り除いていた。
「私ね・・・周りに認めてもらったことがあまりなかったから、ここ見つけて、来れて、本当に良かったと思ってるんだ。」
「そうか」
猫と私は、同じ方向を向いていた。
「明日から、また始まるんだね。」
「そうだな」
「・・・やれるところまで、やってみるよ。」
「あぁ」
猫が降りたのを見計らって、私は立ち上がった。
最後に猫は、ぐっと見上げて言った。
「来たくなったらいつでも来いよ。ここは、お前が生きる世界の1つだ。」
「 うん。」
私は、強くなるための扉を開けた。
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