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陽太、始動
「おはようございます!」
次の日の朝、陽太はベアトリーチェを訪ねた。
「あれ? 陽太君、今日は休みだろ? どうした?」
開店前の準備をしていた昇は、きょとんとした。
「茜さん、いますか?」
「茜? 今日は朝から、大学に行ってるよ」
「あっ・・・そうか」
「用事か? 伝えておこうか? 夕方まで戻らないし」
「いえ、いいです。あっ、また明日、午後からよろしくお願いします! じゃっ」
陽太は慌ただしく礼をすると、ポカンとしている昇を尻目に、素早くその場から立ち去った。
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