それでもずっと好きだから
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「止めろ、ライ!!」 傾いでいく愛しい人に手をのばす。夕日に照らされた赤い髪と白い頬が痛いほど目に焼き付く。 届かない。頭では分かってしまっても、体は止まらなかった。 「ロベルト」 静かに名を呼ばれる。 「だいすき」 囁くようなその声がイヤに耳に響いて。 そして、そいつは落ちていった。
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