第1章    【僕】

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それから何日がたっただろうか……いつの間にか僕は5歳になっていた。 「ぁ、ぁぅ」 僕は度重なる身体的、精神的暴力に髪の毛は白髪になり声が出なくなってしまっていた。 村長「さぁ、帰らずの森の祠に行こう」 そんな村長の言葉に村の皆の顔が笑顔に満ちた。その後は色々なことをされた。ご飯をお腹いっぱいになるまで与えられて、身を清められ、真っ白な服を着せられた。そこでやっと僕はいよいよ出発するんだと感じた。それと同時にやっと解放されるのだと思った。
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