第13話 夏祭り

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第13話 夏祭り

 八代(やしろ)神社まで辿(たど)り着いた僕とサツキは、ユウタが待つ八代(やしろ)神社の一本杉へと向かおうとした。するとサツキは僕に向かって、こう言ったのだ。 「ハヤトくん わたしは大丈夫だから、先に行って…」  こうサツキが僕に言うと、僕はサツキにこう言い返した。 「サツキ… サツキひとりにして、置いて行けないよ」  そう僕はサツキに言ったのだ。するとサツキは僕に申し訳なさそうに、こう言葉を(はっ)した。 「でも ユウタくん、待たせちゃてるし…」  こんな言葉を僕はサツキから投げ掛けられたのだ。僕はこの言葉を聴いて、サツキに向かってこう言った。 「サツキ… 今日の花火大会ここから、ふたりで観よう」  そう僕はサツキに言葉を掛けたのだ。サツキは心配そうに僕にこう言い返した。 「ユウタくんとの約束、大丈夫なの?」  こうサツキが僕に言うと、僕はスマホをポケットから取り出しユウタに電話したのだ。そして僕はユウタとこんな会話をした。 「もしもしユウタ。ハヤトだけど、ちょっとお腹が痛くて…」  こう言って僕はユウタとの約束を断ったのだ。そして僕とサツキは八代(やしろ)神社の境内(けいだい)から、二人で花火を観る事になったのであった。 つづく…
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