prologue

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5月の風 まだまだ涼しい風がシャツの隙間を抜けていく。 日々を動く歩道に乗って歩いている感覚 何もしていなくても勝手に時は進んでゆく。 気づいたらいつのまにか もう1年が経つ。 楽しい時は特にあっという間に過ぎていく。 辛い時は 一日一日がとても長い。 歳を取れば取るほど一日が早くなるという。 そして、動く歩道に乗って一日が過ぎていく感覚になるらしい。
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