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私はなんの事だろうと考えたが撮影のプロの考える事など思いつくわけはないとすぐあきらめた しかしこの時私が真剣に考えていたら悲劇は防げたのか やはり何も出来なかったのか今にして思えばわからない とにかくその時私は笹本ｐの気がついた事に少なからず期待すると同時に この不気味な謎に踏み込んで行く戦慄にへんに落ち着かなかった 私は気を紛らわそうと配信のドラマを見たり雑誌を見たりしていた それでもおちつかずテレビをつけた テレビではある番組がはじまろうとしていた 番組の名前は 何それ大した事ないじゃん というバラエテイだ この番組はいわゆる世相を切るという番組で 各界の独特の価値観をもつ有名人が社会で話題になってる事を自分の独特の観点から切り捨てる内容だ そういえば聞こえ聞こえがいいが 早い話が毒舌タレントが世間を批判する番組だ 始まった当初世間の反発が強く継続が危ぶまれたが大衆心理の中に価値感を押し付けられることに対する反発があること 特にメディアにマスプロ的に押し付けられる価値感に反発する視聴者心理により よくぞ取り上げてくれたと賞賛をあびる部分もあり数字はまあまあ上がっている それだけでなく今まで存在しなかったタイプの情報番組として隣の韓国や中国ロシヤ 果てはメディア大国アメリカでも真似番組ができる盛況ぶりだが中国では大衆教化に都合がわるいと番組を終了させ世界の批判を浴びていた
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