6人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
ドライが終わって監督がモニター室に全員集めた ミーティングと撮影したシーンの確認のためだ ドラマをシナリオのシーンどうりにシュート つまり撮影するのを順撮りという しかし日本のドラマの大半は逆撮りと言われる方法で撮る これは日本のドラマのほとんどがハーフクールつまり６本以下であり スケジュールが押している大物俳優は後半で出るからで彼らを早くオールアップ 撮影全部を終えるためラストの方から撮るのである 私達は軽いミーティングをして監督からの注意撮照録からのコメントを聞いたあとシュートしたシーンを確認した この監督は捨てカットになる部分を事前に教えてくれる 端役がオンエアで切られているとがっかりするからだ なら最初からシュートしなければいいのだが余分に撮ってカットするのが撮影の常識だ それは端役が当払いつまり日当でそのまま伝票を切ってもらうひとが多く 呼んでもらえれば登板できなくても収入になるからだ やがて撮影したシーンがモニターに映し出された その時女優の一人が声を上げた なにこれ 続いて監督が怒鳴った なんだこりゃ Ａカメ お前何かやったか
最初のコメントを投稿しよう！