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安寧を確かめると私は少し距離を置いた 親しき仲にも礼儀ありである あまりにも接近していると家族にあった時に余計な疑念を抱かれてしまうからだ また社会常識から考えても本人がねむっている等意識がなく一人でいた場合 出直すか 家族が来るまで入り口付近で待つ必要がある 私は近づいて来る気配がない様子を確かめると出入り口付近まで移動しようとした その時である 後ろから声がした 山ちゃんだな  来てくれたのか 私は耳を疑った プロデューサーは意識がないと聞いていたからだ 私は嬉しさと驚きで体が興奮するのを感じた 私は確認もかねてベッドの方に振り向いた すると更なる喜びと驚きが私に訪れた プロデューサーが半身を起こしてこちらを見ていたのだ これは私が自分を元気づけようと無理にあの時自分の頭の中でイメージしたことだったのだ しかし私の口から出た言葉は私の感情とはことなる言葉だった 私の感情は良かったです 安心しましたなのに私の口から出た言葉は 無理しないでください お体に障りますだだった これが大人の建前対応である 大人は素直な感情を殺して より相手を気遣った対応をしなければならない またそういう対応ができなければ子供じみてると軽くみられるのだ
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