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その夜、翼少年の寝ている屋上のベンチに、突然の来訪者があった。
翼を持つ二人の男に、少年は不貞腐れて
「何だよ?去れ去れ」
と手を払った。
「王子、星に帰って下さい。王からの御命令です」
少年は首を横に振りながら
「断る。もう少し居たいんだ。何せ地球には可愛い女の子が一杯居るからな」
と、また手を払った。
「王子はまだまだ勉学や武術を学んで、星を守る義務があります。帰ってきて下さい」
「断る!」
「うぬぬ...」
二人の翼人間は、今夜の所はと一旦引いた。
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