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そんな最中、翼少年の前に、翼のある美少女が現れる。
「この浮気者っっ」
「あ、姫、どうしたの?こんな所で奇遇だね」
翼少年はタジタジになりながら、そう言った。
姫の背後では翼少年配下の男二人が、笑顔で見ている。
「お前らの仕業だな」
翼少年が二人を睨み付けると、姫は更に声を高くして
「二人は関係ありません!私の居ない星で軟派三昧と聞きました。情け無い...」
と言った。
何時も強気の翼少年だが、姫にだけは極端に弱い事を家来は知っており、翼少年を連れ帰る為、姫を連れてきたのだ。
「今直ぐ星に帰りましょう。でないと王子とは絶交です。私を取るか、地球を取るか、今決めて下さい!」
翼少年の答えに、迷いはなかった。
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