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次に私が目覚めた時、もう彼の姿はなかった。 先程より空は明るくなっていたが、曇天の空模様も相まって朝の清々しさは感じられない。 カーテンの隙間から見える空は、今にも雨が降り出しそうだった。 この虚しさは慣れるものではない。 何度経験しても、昨夜までいたはずの彼がいない朝には胸が痛む。 例えこの虚しい朝を迎えることがわかっていても彼と関係を続けてしまう私は愚か者だと思った。 「決意」と共に、身体をベッドから起こした。
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