由真の家へ

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由真の部屋は 1DKで 私の部屋より広い 木目調の家具が置いてあって シックな感じで落ち着く 周りを見ていると 「央 仕事で疲れてるのに 来てくれてありがとう」 「ううん 大丈夫やで」 「良かった... 央 出来たから座って」 椅子に座る 「おっ ハンバーグ」 「央 ハンバーグ好きでしょ?」 「うん めっちゃ好きやで 頂きます」 「はい 召し上がれ」 一口食べて 「うん 美味しい」 「...良かった」 野菜スープと大根のサラダ 由真の作るご飯は美味しくて 無言で食べていた 「央?」 「ん?」 「何もしゃべらないから... 美味しくなかった?」 「美味しくて がっついてた」 「...そっか」 「由真 ご飯まだある?」 「うん あるよ」 「おかわり下さい」 「はい」 ご飯をよそってくれて受け取る なんかこの感じいいなぁ にやけていると 「ふふっ 央 何考えてるの?」 「あっ..いや...」 変に思われて気まづい 全部美味しく頂き 食べた食器を片づけようと 席を立つと 「央 そのままでいいよ」 「いや でも..」 「大丈夫だから 座ってて」 由真がサッと 食器を持ってキッチンへ 「..はい」 由真とあのまま付き合ってたら 今はこんな感じなのかな そんな想像をしていたら 「央 ホットティーか アイスティーどっちがいい?」 「...あっはい アイスティーでお願いします」 「アイスティー持って行くから ソファーに 座ってて」 「..う.うん」 ソファーに移動して 周りを見ていたら 由真がこっちに来るのが見えて 「お待たせ」 「ありがとう」 ソファーに隣同士で座って 由真の仕事の事や 日常の出来事を話してくれて 由真は正義感があり 最後までやり遂げる力を持っている 中学の時も しっかりしてたけど 色んな経験をして しっかり自分を持っているから 尊敬する あっという間に 9時を過ぎていたので 「由真 そろそろ帰るわ」 「..うん」 「ご馳走さま 美味しかった ありがとう」 「来てくれて ありがとう 出張 気を付けてね」 「ありがとう 1週間 頑張ってくるわ」 「うん 頑張ってね またね」 「うん じゃあ」
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