お互いの

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「由真 車に戻ろうか」 「うん」 左手を出して 由真と手を繋ぐ 中学の時の事を思い出していた 「央 何考えてる?」 「..... 中学の頃 由真と 初めて手を繋いだ時の事を...」 「央 付き合った日覚えてる?」 「10月20日」 「よく覚えてるね 私は..忘れてた(笑)」 「やっぱり.... 覚えてる方が気持ち悪いよなっ でも ヤバい奴じゃないよ」 由真が笑っていた 車に乗り 「由真 何か食べたい物ある?」 「央に任せる」 道沿いに洋食屋さんがあったから そこへ入った 食べ終わって車に乗り 「央 明日は 仕事?」 「あぁ えっと...明日も休み 由真は?」 「夜勤... 今日 央の家に泊まってもいい?」 「..うん」 なんか緊張してきた コンビニで 飲み物と 明日の朝食べるパンも買って 家に着いて ドアを開け 由真を先に入れる 部屋に入り 我慢出来ずに 由真の腰に手を回して 顔を近づける 由真が目を閉じてくれた 長いキスの後 「由真 背伸びた?」 どうしていいか分からず 照れ臭くて 訳がわからない事を 言ってしまった 「....」 「あの頃より伸びたよなぁ」 由真が私の背中に腕を回して 肩の所に顔があるから見えない 「央....」 「由真 今 身長は?」 「...165」 「差は4センチかぁ もっと牛乳飲んどけば良かった 今からでもいけるかな? 由真も飲む? あかん由真とこれ以上 差がつきたくないから 由真はやめといて(笑)」 由真が少し離れる 笑った顔が見れて 「...央の..バカ...」 「やっぱり 由真の笑顔が1番いい」
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