お互いの

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社員寮の駐車場に車を止めて 由真の部屋へ行く 部屋に入って 買ったものを 冷蔵庫へ入れるのを手伝い 「央 ありがとう」 「いいえ」 「央 さっきお昼食べた所だけど 夜ご飯6時前でもいい?」 「由真が いつも食べてる時間でいいよ それより 睡眠取らなくて大丈夫?」 「うん 大丈夫 央 ソファーに座ってて アイスティーでいい?」 「うん ありがとう」 由真がアイスティーを テーブルに置いてくれて 「着替えて来るよ」 寝室へ入って行った 戻って来て隣に座る その間スマホで シフトの確認をしていて 「由真 明日帰って来て 次の日 日勤で 私が遅番やから 無理やろ... 次会えるのが... 5日後の夕方かぁ」 「..そう 中々合わないね」 「その日ご飯食べに行く?」 「私の部屋でもいい?」 「帰って来て ご飯作るの大変やろ?」 「いつも作ってるから 大丈夫だよ」 「それじゃあ お言葉に甘えて 由真んとこに来るよ」 「うん」 その次いつ会えるか お互いに スマホを見ながら話していた 今月は 5日会える その中の1日は 朝から会えるけど 由真が夜勤で夕方まで 後は夕方から あまり会えない事を お互い口には出さず 会える日は楽しもうと話していた 由真が肩に寄りかかってきたから 手を繋いで 「由真いつも夜勤前は 何してるの?」 「音楽聴いたり 雑誌読んだりしてるかな」 「ゆっくり出来てる?」 「うーん 出来てるよ 央と居たら落ち着くよ」 「..由真」 そんな顔をされると ドキドキするんですけど 息を吐いて これ以上興奮しないように 昨日から何回もして 朝も襲ってしまったから 仕事前に疲れさせると ダメだから我慢しよう 「..央」 「んっ?」 「我慢してる?」 「..はい」 「..私も 央 優しくしてね」 一応頷く ヤバい今にも襲いかかりそうだ 由真が立ち上がり 手を引いてくれて 寝室へ 初めて入るから緊張していた ドアを開けて中へ入ると カーテンはグリーン ベッドカバーと枕もグリーン系 クッションが2つ置いていて 勉強するためのデスクと 棚には沢山の本が置いてあった シンプルで落ち着く部屋だ
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