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優しく出来なくて...
由真が意識を飛ばして
そのまま寝てしまった
時計を見て4時過ぎ
ご飯の用意をしようと
由真を起こさない様に
そっと起きて 寝室を出る
キッチンで手を洗い
とりあえず
炊飯器を見て
5時に炊けるようになっていて
さすが由真
玉ねぎを切るのに
色んな所を開けて
まな板と包丁を見つけて
次に人参
じゃがいもが好きなので
角切りにする
気持ち大きいのもあるけど
気にせずに
冷蔵庫からひき肉を取り出して
フライパンを探して
コンロの上に置く
油を探してると
寝室のドアが開いた
由真がこっちを見て
歩いて来た
ヤバい怒られると思い 構えると
後ろからお腹に手を回して
抱きついて
「央 ありがとう..チュッ」
頬にキスをされて
あれ いいの?
「ううん...」
動揺して話せない
「シャワー浴びて来ていい?」
「うん 由真その前に油ある?」
「ちょっと待ってね はい」
「ありがとう」
少しして
由真がバスルームから出て来て
キッチンへ
「央 ここに入れてくれる」
ステンレスのバットを出してくれて
そこに チキンライスの具を入れる
由真が野菜スープを作るのに
手早く切って鍋で炒めてるのを見て
なんか一緒に暮らしている様な 錯覚におちいり 顔がにやけっぱなしだった
「央...顔が(笑)」
「いや..まぁ...」
妄想をしないように
気をつけよう
由真が作れば早い
すぐに出来上がり
「央 グラス左の棚から 取ってくれる」
「はーい」
冷凍庫から氷を取って入れる
「由真 水でいい?」
「うん」
冷蔵庫のペットボトルを
グラスに注ぐ
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