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僕の鼻の先に鶏のラメードちゃんがいる。
今年で2歳になるラメードちゃんはひよこのときから御世話している。
ラメードちゃんは卵を産むようになり、
その卵にヒナがいるとおもっているのか、
僕から必至で守ろうとしたり、
ラメードちゃんはいつも僕の後ろを歩いている。
僕の頭の中は真っ暗になり、
思い出すと、本当にバカなことをした。
ラメードちゃんが崖から落ちる。その瞬間、ラメードちゃんの首を軽くつかむと、後ろに投げる。
代わりに崖から落下したのは僕自身だった。
その日僕こと、源忠博(みなもと ただひろ)は死亡したと思ったのだから。
―――異世界へようこそ―――
そういうゲームやそういうライトノベルがあることを僕は知っている。
よく高校生のオタクチームがその話をしていたり、
以外だったのはイケメンのリア充とか女子どものリア充まっしぐらの人もライトノベルを見ていたり、
すごくかわいい女性が腐女だったり、
そういう差別は最近ではなくなったけど、
逆にそれを差別する人が差別されるという不思議なことが起きている。
現在僕はどこかの神殿の台座に素っ裸で立っている。
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