第3話 ハロウィンパーティー

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第3話 ハロウィンパーティー

 中学時代の親友で有るアユミと、ハロウィンを楽しもうと考えていた私で有ったが、アユミから良い返事を私は(もら)えなかった。そこで私はひとり、ハロウィンをどう過ごすか悩んでいた。  そんな時、学校の最寄り駅で有る渋谷駅 (そば)で、盛大なハロウィンパーティーが有る事を知ったのだ。私は、そのハロウィンパーティーに行ってみたいと思った。  しかし、ひとりで行く勇気もなく、学校の友達を誘ってみる事にしたのだ。そしてクラスの数少ない友達で有るサトミに、こんな話を持ち掛けたのだった。 「渋谷駅の(そば)で、ハロウィンパーティーあるみたいだけど、一緒にどうかなぁ?」  こんな言葉をサトミに投げ掛けると、サトミから返って来た言葉はこんな言葉であった。 「わたし 今年のハロウィン、マサトに誘われてて…」  この言葉を聴いた私はもうこれ以上、サトミを誘う事は(あきら)めたのだ。それは、私とマサトの関係に有った。私は過去にマサトに()かれ告白した事がある。しかし、その時のマサトからの返事はと言うと、こんな言葉であった。 「僕には他に好きなひとが居る。ハルカとは付き合えない」  こうハッキリ(ことわ)られ、振られた過去が有ったからである。 つづく…
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