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昼休みには、どうやら私の婚活宣言が会社中に回っていたようだ。 昼食を買いに外に出ようとすると、久しぶりに同期の女性に声をかけられた。 「高橋さん! こっちこっち」 わたしはふいに呼ばれて、同期の女性のほうへ行く。 「お久しぶり! 元気だった? 婚活するって聞いたんだけど……」 「あ、はい。そうなんです。恥ずかしいですけど……」 「そんな……、わたしもそうなのよ。高橋さんには結婚なんて必要ないと思ってるのかなって思っていたけど……、お仲間になってくれて、うれしいわ」 同期の女性は、結婚相談所のパンプレットをプレゼントしてくれた。 「何件か入っているよ。結婚相談所っていう手もあるって知っておいてね」 同期の女性はふふふと笑っていた。 なるほど……。結婚相談所か。 いいかもしれない。熟読しないと! 好きになった男性が必ずしも結婚願望のある人とは限らないし……。 好きになった男性が嘘をついているかもしれない。経歴とか、既婚しているとか。 それならば、最初からそこをクリアしている男性が集まっている、結婚相談所もいいかもしれない。とりあえず登録している人はみな結婚したいんだから。 前向きに話がすすむだろう。 わたしは5時に退社したら、とりあえずおすすめの結婚相談所へ行ってみようと思った。
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