RAT-1031

RAT-1031
遺伝子の研究をしていて、副産物で偶然にも、天才のラットが生まれた。
粘菌がJRの路線を描いた話もある。研究のため、迷路に入れてみる。ふつうのラットは、同じ種族を見つけたがる。そうでなきゃ、ほかの動物でも安堵する。天才のラットを迷路に入れると、出てこなくなった。迷路を人生にたとえて、人生の最後になにがあるのかを察しているのだろう。

脱走
天才が脱走した。知識欲からだろうか。
捕まえようとしても捕まらない。ICチップで行き先はわかる。

ペット
RAT-1031は人間に飼われている。自分を人間だと思っているラット。あるとき、飼い主が人間の赤ちゃんをつれてくる。鏡をみてショックをうけるラット。

繁殖
ネズミと繁殖するラット。でも、子供はまともに生まれない。そしてラットは生き絶えた。俺たちはRATの死んだ子供を集めて回った。いじくった遺伝子がどの程度子供に反映されて、どうして生きて生まれなかったのかを調べるために。

後書き
フィクション100パーセントの妄想です。