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アイスクリーム屋に着くと雪彦はマシュマロ入りのチョコレートアイスを、翼は苺の果肉(ドライフルーツ)入りのストロベリーアイスを注文した。
ちなみに、そのアイスクリーム屋は駅の近くのショッピングモールの中にあった。
代金を支払い、店員からアイスを受け取れば二人は席に座り、アイスを口にした。
口内でアイスのひんやりとした冷たさと甘い味が広がった。
口の中で溶けたアイスを飲み込むと、翼は穢れの無さそうな笑顔を見せた。
「アイス、美味しいね! 来て良かったよ。」
「そうだな。冬に食べるアイスって割と美味しいよな。」
こうして、二人は笑いあって歓談しながらアイスを食していた。
雪彦は知らなかった。翼と過ごすこの楽しい時間が最後のものになるということを。
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