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あとがき
まいどご訪問をありがとうございます!(><;)
本作は、次に読みたいファンタジー『人外・異種族』に応募するために制作したものです。
今回の応募要項に『脱・テンプレ』とあったものですから、「今までに無かったそうな物を」と思い、こういう形にしてみました。
元々この作品は「カムイ」を主人公にした形で2回ほど作りかけていたのですが、どうにも面白くならないのでボツにして放置してあったのです。
面白くならない原因は2つありまして。
1つは主人公カムイの生活環境が我々の実社会とかけ離れ過ぎていて、読んでいて共感を得にくいこと。
2つ目は物語の着地点が分かりにくい事でした。
そこで、主役を「ミスティ」という現代文明に育った人間に置き換え、そこから島の生活の異様さ?を引き立てるようにしました。
また、物語がダラダラと続かないように「イベントがあって、元の鞘に戻る」という着地点を定めました。
……だからと言って、面白くなったかどうかは(以下略
この話に出てくる恐竜達は全て、北海道で化石が発見された恐竜たちです。
そのため、出てくる登場人物の名前も北海道に因んでアイヌ風にし、『悪魔』など特有の名称もアイヌ言葉が原型になっています。
ちなみに『キラウ』は角を表し、『シキテ』は牙を、『カイク』は三角形を意味しています。
この物語に出てくる『竜族』は、以下の恐竜をモデルにしています。
『キラウ』……トリケラトプス
トリケラトプスは近年になって、前足が左右に分かれる鰭脚類である可能性が高くなったと聞いております。
ですがトリケラトプスはティラノサウルスの『主食』と言われており。それにしては鈍足構造、つまり逃げるのに不利な気がするんですよ。そのため、本作では水辺に生息する恐竜として描いています。
『シキテ』……ティラノサウルス
問答無用の恐竜界最強の王者ですね。近年はその全身に羽毛があった事が確認されています。
また、ライオンのように一家(一族)で狩りをしていたと考えらていれる他、「獲物とかけっこをしたら絶対に負けるだろう(45km/h程度)」と言われる事から、待ち伏せ戦法であった可能性があるそうです。そのため、本作でもそのようにしました。
作中にある『クロック・ワイズ』攻撃は、彼らの立派な尻尾が身体の前後バランスをとるため以外の用途を考えてみたものです。
『カイク』……ハドロサウルス
すいません、形状の描写に最も苦労した恐竜です。4足ですが、緊急時には2足で走ったのではと言われています。
『ヤツら』……モササウルス
海のリーサルウェポンですね。彼らはシャチのように水辺に寄った恐竜を狙っていたのではと言われているそうです。
あのジュラシックワールドでは、ラストでハイブリッド恐竜を始末する大役を担っておりましたので、本作でもティラノサウルスを襲う役を任せました。
『海が荒れると波間から姿を現す』という設定は、ヒラスズキという魚を参考にしました。この魚は警戒心が高く、海が凪いでいると釣れないのです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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