「竜宮城」

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「竜宮城」

おい!あんなところにおっきいカメがいるぞ! カメ…か?あれ え?だってあんな大きな甲羅… 『甲羅干し』 竜宮城の話、知ってるかい? むっかしーむっかしー うーらしーまはー たーすけーたかーめにー つーれらーれてー りゅーぐーじょーへ きーてみーればー えーにもかーけなーい うーつくーしさー 簡単に言うと、 浦島さんはいじめられていた亀を助ける。 実は亀は竜宮城のお姫様の乙姫様の使いだった。 亀に乗って竜宮城へ。 亀を助けたお礼に乙姫様は色々もてなしてくれて時間が経つ。 やばいと思った浦島さんは帰りますって乙姫様に言う。 乙姫様からお土産の玉手箱を貰って浦島さんは帰還。 家に帰ると知らない人が。 実は竜宮城と現実は時間の流れが違っていて、浦島さんが帰ったときはもう何十年も時間が経っていた。 なんでやー!と、浦島さんは玉手箱を開ける。 後はいくつか説があって、浦島さんの時間が正しく経過してお爺さんに…とか。 鶴になって飛んでいった…とか。 そういう「竜宮城の話」。 俺の親父の地元じゃ結構有名な話なんだ。 すぐ近くに海があったり、大きな川が流れてたりして。 だから、亀って言ったら竜宮城の亀を連想するらしいんだ。 そんで、竜宮城への憧れもかなり大きいらしい。なにせ、「絵にも描けない美しさ」らしいからな。
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