タイム

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今日は、同窓会がある。
お母さんには、参加をやんわりと止められた。

行ったって、みんなびっくりするだけでしょ。
話もまったく合わないだろうし、やめておきなさい。
あなたの知ってる人たちは、もうどこにもいないのよ。

そう、たしかに、14歳と50歳では、共通する話題はほとんどないだろう。
お母さんの言うとおり、私が行ったって、楽しい空気を壊すだけかもしれない。

それでも。
会いたい人がいる。

もちろん彼も50歳のオジサンになっているはずだ。

それでも。
彼がどんなふうにこれまでを過ごしてきたのかを知りたい。
どんな大人になったのか見てみたい。

それに、もしかしたら彼は…

私は同窓会に参加することを決めた。