出社
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だが、やはり、それを知って、見舞いに行かないのもどうかとも思った… しかし、私が行くことで、好子さんというか、米倉に迷惑がかかるのは、困る。 行くべきか? 行かないべきか? 私はハムレットのように悩んだ… すると、隣の席の内山さんが、 「…高見さん…」 と、声をかけた。 「…なに? 内山さん…」 「…悩んでますね?…」 私を見て、ニヤッと意味ありげに笑った。
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