02.これ以上ダメって言える気がしない

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昼休み、重い気持ちが邪魔をして、なかなか星風くんとのランチに行けずにいたら、 「図書委員は図書室に行くようにー」 「!」 すっかり忘れていた図書委員の集まりのことを思い出した。 ラッキーと思ってしまった私は、やはりまだまだ覚悟が足りなかった。 【ごめんね、今日、図書委員の集まりがあったこと忘れてたっ】 汗をかきかき、手のひらを合わせて謝っている絵文字と一緒に送信した。 猶予が明日に延びただけで、目の前の問題は何一つ解決していない。 ため息混じりに図書室を訪れると、すぐさま他のクラスの女の子たちに囲まれて、星風くんとの関係を確認された。 本当のことを伝えるも疑いの目を向けられて、まさか今日の保健室での出来事が誰かに見られていたのではと冷や汗を流した。 彼女たちが去り、ホッと一息ついた時、 「あっ、あなたは……」 「ど、ども。星風がお世話になってます」 星風くんのクラスメイトの、久保くんと目があった。
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