林の中での殺人

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林の中での殺人

 とある某所で殺人事件が起きた。 「や、やめろ。来るな! うわー」  ザンッと凶器が振り下ろされ、血が飛び散る。犯人はターゲットの腕を切り落とし、捨てる。  胴体は林の中に埋めた。 「この林の中に何があるってんだよ?」 「良いから」 「あれ、なんだろう?」 「何かあるね」  若い男女が近くに行く。 「ひ、人の腕だ」 「キャー」  男が警察を呼ぶ。 「あなたたちですか? 第一発見者は?」 「そうです」 「見つけたのは、腕だけですか?」 「はい」 「警部、穴を掘った後を見つけました」  若い刑事が林田警部を呼ぶ。 「なんだって?」 「掘り起こしてみよう」  すると、腕が切り落とされ、血まみれの男性の遺体が出てきた。 「腕はこの男性のものと見て間違いないな」 「よくこんな殺し方するな」  男性は頭から下腹部までを斧みたいなもので斬りつけられ、血まみれだった。 「被害者の身元が分かりそうなものは?」 「それが何も」 「犯人の狙いはなんなんだ?」
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