9 誓い

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隼人と知り合って数年。 まだ高校生だった陽菜は重い感情を持ったまま生きていた。 兄のために。 兄の変わりに。 それだけを思って生きていた。 そんな生き方を変えてくれたのが、隼人だ。 初めての恋人。 甘い感情を覚えて、人を好きになることが出来た。 時折不安になることもあるけれど、すぐに不安は消え失せる。 そんな幸せを与えてくれた隼人が、大好きなのだ。 ベッドで横になり陽菜は小さく呟く。 「ずっと、あなたの隣にいさせてくださいね。」 陽菜は指輪を口元に持っていき、誓いのキスをするのだった。 ー 完結 ー
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