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隼人と知り合って数年。
まだ高校生だった陽菜は重い感情を持ったまま生きていた。
兄のために。
兄の変わりに。
それだけを思って生きていた。
そんな生き方を変えてくれたのが、隼人だ。
初めての恋人。
甘い感情を覚えて、人を好きになることが出来た。
時折不安になることもあるけれど、すぐに不安は消え失せる。
そんな幸せを与えてくれた隼人が、大好きなのだ。
ベッドで横になり陽菜は小さく呟く。
「ずっと、あなたの隣にいさせてくださいね。」
陽菜は指輪を口元に持っていき、誓いのキスをするのだった。
ー 完結 ー
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