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「はあ…なにもなくてよかったね。ひな。亅 病院から帰り、医師から問題ないといわれ、怪我の消毒だけで終わった。はあ、疲れた。今は皆野川雛菊の家にいる。普通のアパートの1室で、2LDKだ。そこそこ広い。 「ここが私の家。ひなの寝床がないから、私と一緒に寝よ。…その前に、お風呂だね。亅 嫌だ!お風呂嫌だー!僕は風呂が大嫌い。逃げようとしたがあっさり捕まり、風呂に入る羽目になった。風呂から上がり、僕はベットに横になった。隣で雛菊も横になる。 「あたしさ、仕事が上手にこなせなくていつも残業しててさ…。それで体壊しちゃってさ、長い休みをもらったの。だから、あたしに付き合ってくれる?ひな。亅 ……このまま雛菊についていくか、ひとり寂しく生きていくか、そんなの答えは決まってる。僕は寂しがり屋なんだ。僕を一人にするなよ、雛菊。 僕はイエスと答えた。 「ふふ…ありがと。明日から楽しくなるよー!亅 さぁて、楽しみになってきた。早く寝よ。 「おやすみ、ひな。亅 おやすみなさい。
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