出会い1

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しばらく、どのくらい、時間が経ったかわからないが、小説に没頭していたら、時間を忘れるくらい没頭することがよくある。 でもこの時、すごく視線を感じるようになりそちらに顔をあげたが、誰もこちらを見ているようなかんじもなかった。 さっきのこともあるし敏感になってるだけかもしれないと思ったが、少し気持ち悪いとも思ったので、小説も一区切りついたので、気のせいかと思い気持ちを切り替えてそろそろ帰ろうかなと思った。 楓もこの容姿だからか、男性から話しかけられることはたびたびあるが、視線だけかんじるのは流石にあまり気持ちいいものと思えなかったが、夜ご飯の買い物にでも行って家でゆっくり飲みながら録り貯めた録画でも見ようかと思い、立ち上がりゆっくり来た道を歩き始めた。 その姿を宴をしている中の人物がじっとまだ見ていたのには全く気が付かず。 駐車場まで戻ってきて一旦荷物を車に乗せた時に、ふと、目の前にコーヒーショップが見えたので、財布だけ持ち車を一旦閉めコーヒーを買いに行くことにした。 その光景もずっと見られてるとも、楓は気づかずコーヒーショップから戻ってコーヒーを一口飲んでホッコリし、駐車場から車をゆっくり出す。 好きな音楽を聞き、好きなコーヒーを飲みながらのドライブは気分転換にはもってこいな時間。 ストレスを溜め込まない主義の楓にはこんな時間は必要不可欠。 今日の休みも1日ゆっくり出来てご満悦な楓だか、ふと、さっきの視線だけかんじるのを思い出し身震いする。 嫌なことを思い出したと思い、気分切り替えて明日からまた頑張るかと思い直し車で、好き音楽を熱唱したが、それで、この気分悪くかんじたことは単純だが忘れて気分良く家に帰ることにした。 楓は基本楽観的な性格なので、この日のことは忘れて明日から過ごすが、しばらくしたある日この日のことをまた思い出すことになる楓。
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