彼に渡すはずの手紙

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大好きだったあの人 明後日、彼はフライトの日、海外に行ってしまう 運命は私たちにとても意地悪 いつも会おうとすると色んな邪魔が入ってきて、会えなくなる事が多い 明日こそは、出発前日に会いたい そう思いながら、私は彼に手紙を書いた 手紙には普段彼に伝えられなかった真剣な想いを書いた 書いている途中、一緒に過ごした時間を思い出し、涙がでた 泣きながら、書いた手紙 封筒に日付を書いて鞄にしまった 「明日バイトが終わった後に会う約束をしているからその時渡そう」っと思いながら眠りについた 次の日の朝 私は手紙を渡すことを考えながら、学校に行った 運命は私たちに意地悪だ 夜の9時バイトが終わり彼に会えることを嬉しく感じながら着替えていた すると、携帯のバイブが鳴り画面を見てみると、「ごめん、今日千葉に行ってて、帰ってる途中だけど、すごい渋滞してて間に合わない、、、」と彼からメッセージが来た 私は悲しさと悔しさでいっぱいになり泣いてしまった 私は悲しさのあまり、「わかった」とだけ返事を返した 運命は私たちに意地悪だ 彼に渡すはずだった最後の手紙 日記に挟んだ 運命は私たちに意地悪だ
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