10人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
序章
「ねぇ、本当に行くの…?」
「当たり前じゃない!!」
「三人で行くんだから大丈夫よ」
深夜、三人の娘達はとある廃校へとやって来た。
理由は肝試し。
この日、お泊まり会で集まった三人は布団に入ってもなかなか寝付けず、そんな時、一人が急に近くにある廃校の噂を口にしたのだ。
その話に三人の中で一番の元気娘は食い付き、それを確かめに行こうと言い出した。
気弱な娘は拒否したが、噂を教えた大人びた娘も乗り気で、結局三人で廃校へと向かった。
「しっかし、夜の学校って何か威圧感あるよね~」
「そうね。陰が暗さを更に増すから…」
「こ、怖い…」
「さ、まずはどこから行く?」
「そうね~…、やっぱりトイレからにしましょ?」
「オッケー!!」
「ま、待って…」
こうして三人の恐怖の夜は始まった…。
終わり
最初のコメントを投稿しよう!