序章

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序章

「ねぇ、本当に行くの…?」 「当たり前じゃない!!」 「三人で行くんだから大丈夫よ」  深夜、三人の娘達はとある廃校へとやって来た。  理由は肝試し。  この日、お泊まり会で集まった三人は布団に入ってもなかなか寝付けず、そんな時、一人が急に近くにある廃校の噂を口にしたのだ。  その話に三人の中で一番の元気娘は食い付き、それを確かめに行こうと言い出した。 気弱な娘は拒否したが、噂を教えた大人びた娘も乗り気で、結局三人で廃校へと向かった。 「しっかし、夜の学校って何か威圧感あるよね~」 「そうね。陰が暗さを更に増すから…」 「こ、怖い…」 「さ、まずはどこから行く?」 「そうね~…、やっぱりトイレからにしましょ?」 「オッケー!!」 「ま、待って…」  こうして三人の恐怖の夜は始まった…。 終わり
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