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7話市場
―――市場にて―――
俺ことアスガはこれから勇者のマイナと魔王のテイタを守るために、ボディーガードをしている。この2人の娘は市場で買い物がしたいとダダをこねる。
俺はそのボディーガードとして一緒に歩いているのだが、
右手を握られている。それもマイナに、
左手も握られてる。それもテイタに。
俺は逃げ道がない状況に、恐怖を覚えつつも、
人々でごった返す群衆の中を俺たちは歩き続ける。
市場とは奴隷市場とは違い、
食べ物やら日用品やらがたくさんひっきりなしに売られている。
奴隷市場では奴隷関連のものしか売られていないのに対して、
普通市場では、食材が結構多いとされており、
異世界から仕入れてきたいろいろなものがある。
あのごわごわした宇宙服というものに、防御力性を感じないのは、
きっと俺だけではないだろうし、
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