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「つまり、デュラハンということか」
「そのとおり、普通のデュラハンは首と結合はできませんがね」
「お主も大変だのう、それ以前にどこから声が」
「俺の首元とアイテムボックスの世界の俺の首が繋がって、超音波のように声をだしているんです。原理はわかりませんがね」
「すごいな、それとわたしの名前はテイタ。そなたは?」
「アスガ、緑のデュラハンのアスガだ」
名乗り終えたのと同時に、
見張りの兵士が2名やってくる。
グリーンサイスをぐるんと回転させると、
1人の人間をグリーンサイスが両断する。
しかし体は両断されず、そのまま吹き飛ばされる。
2人目も同じようにした。
2人ともわけのわからない顔をして吹き飛ばされる。
「てぃってぃ、グリーンサイスとは斬ることもできるが、斬ったことにして吹き飛ばすこともできるんだぜ、あまりこの国では人は殺したくない、いきましょうかテイタ魔王様」
「うむ」
これが俺たちの人生そのものを変えることになる。
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