2話奴隷市場

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「つまり、デュラハンということか」 「そのとおり、普通のデュラハンは首と結合はできませんがね」 「お主も大変だのう、それ以前にどこから声が」 「俺の首元とアイテムボックスの世界の俺の首が繋がって、超音波のように声をだしているんです。原理はわかりませんがね」 「すごいな、それとわたしの名前はテイタ。そなたは?」 「アスガ、緑のデュラハンのアスガだ」  名乗り終えたのと同時に、  見張りの兵士が2名やってくる。    グリーンサイスをぐるんと回転させると、  1人の人間をグリーンサイスが両断する。  しかし体は両断されず、そのまま吹き飛ばされる。  2人目も同じようにした。  2人ともわけのわからない顔をして吹き飛ばされる。 「てぃってぃ、グリーンサイスとは斬ることもできるが、斬ったことにして吹き飛ばすこともできるんだぜ、あまりこの国では人は殺したくない、いきましょうかテイタ魔王様」 「うむ」  これが俺たちの人生そのものを変えることになる。
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