7話市場

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 この世界一般はああいう宇宙服とやらを鎧のように扱いたいと思う人はいないだろう、  それに宇宙とはなんぞや、  俺は勉学がさほどないので、  そのことからすでに謎であったのだが。 「ねぇねぇ、アスガ、あのリンゴ飴ってやつかってよ、リンゴ飴ってあれでしょ異世界からもってきたものでしょ」 「ねぇんぇ、アスガ、あのチェーンソー買ってよ、あのチェーンソーって異世界からでしょ」 「マイナはいいとして、テイタよあの馬鹿高いチェーンソーを購入してどうするんだ。あれか、俺を両断したいのか」 「いやほら吹き勇者を両断したくて」 「それ余計ダメだろ、一発外したらお前死ぬぞ」 「レベル9999をなめちゃーいかん」 「すいませんでした」 「んもう、リンゴ飴かってよ」 「了解しましたマイナ様」  俺はリンゴ飴を購入する。  もちろんカードで、  ですがまだ儲かったばかりで、こういうものにたくさん出費したらまた貧乏暮らしの始まりではないか、  とうことも言い出せずに。 「それにしてもこんだけ人がにぎわっているのに、なんで生き物は殺し合いをするのかしら、ここに勇者も魔王もいるのに」 「そうだよなぁ」 「わたしは魔王だが、もちろん小声で言うが、魔王なのだが、なぜ勇者が魔王を殺すという義務があるのか? 魔王が悪事を働いていた時代はすでになくなっているというのに」
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