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会議室にはテツヤさん以外に3名の人間がいる。
1人だけはレベルオーバーではなく掃除、料理担当の女性だ。
テツヤさんはよれよれのTシャツと穴だらけの短パンで見るからに海賊みたいな格好だった。
次になぜか逆立ちしながら椅子に座っている人がいる。格好はピエロのようにだぶだぶだが、顔は真面目そうにしているのはウェイドと呼ばれる職業ボスキラーに入っているらしい。
次がミルカと呼ばれている受付嬢でもありながら、ギルドメンバーであり、スーツみたいなメイド服を着用している。
最後がマイナは幼馴染でありながら、このメンバーで唯一レベルオーバーではない、エプロンみたいなものを身に着けながら、いつもステーキナイフとフライパンをもっている。
彼女にとってこの2種類の凶器が武器となる。
ちなみにレベルは10でもある。
「ではウェイドとミルカとアスガがそろったところでミーティングをしようと思う、マイナちゃんみんなにコーヒーを配ってくれないか」
「はいです、みなさん頑張ってください」
「ええのう、ああいう少女が今は足りないとおもうなぁ」
「なんだぁ? ウェイドってあいつのことが好きなのか?」
俺のつぶやきに、ピエロのお化粧のようなものをしているウェイドはにやりと笑った。
「俺様はおこちゃまより大人のほうがすきだねぇ」
「だからこの前スラム街にある娼婦を抱きしめてあげたのね?」
「ミルカさん、それは違うよ、お金を払って抱いたよ、ミルカさんはとても大胆なことをききなさる」
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