1話レベルオーバー

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「ウェイド、それを真顔というか笑顔で言っているお前も頭おかしいぞ」 「そうですかねぇ【喜悦に微笑む緑のデュラハン】よりかはましだと思うですがねぇ」 「はっは、それはきっと俺のことかな?」 「君以外にいるかぇ?」 「それもそうだ」 「ではミーティングを始めてもよろしいかな?」 「おう」 「はいですなぁ」 「もうみんな血気盛んなので」 「コーヒー持ってきました」  ギルドマスターは突然とんでもないことを囁きのようにつぶやくのだ。 「魔王の娘がさきほど生まれたのだが、勇者一行が魔王を殺害した。よってその魔王の娘に魔王の力が入った。ということは、どうするかわかるな?」  その場の全員がこくりと頷いて。 【救出だ】  俺はこのキングギルドの本当の姿を知るのに時間がかった。  このキングギルドはボスを集中的に倒すとされている。  そしてキングギルドとはまさに王としての資格を求められ、  すべての種族の救助を意味している。  なので勇者たちは魔王を殺した。  それは勇者たちの仕事だからいいだろう、  だがその娘には関係がない。
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