ストーリー ⑤

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ストーリー ⑤

貴子 「あ~あ、日本新取りたいなあ~。 100メートルを11秒21だろ!  あとコンマ 39じゃん!  1秒の100分の39! もうちょっとなのになあ! 」 イケメン三人組が貴子を見舞いに来た。 コージ 「貴子ちゃん、脚の具合どう? 」 タロウ 「貴子ちゃん、痛い? 」 シュー 「痛いの痛いの飛んでけー! 」 貴子 「みんな…ありがとうね。 お陰さまで大丈夫よ。 あと二日くらい全力疾走を休めば 普段通りよ。 」 コージ 「え~、全面運動禁止じゃないんだね。」 タロウ 「そうだよ。 今 無理しちゃあ いけないんじゃあ? 」 シュー 「まあ、軽いストレッチくらいなら良いだろうけどね。 」 貴子 「脚なら大丈夫。 私は次の大会に向けて準備しているの。 もう時間がないんだ。 次の大会では必ず日本新…叩き出してやるんだから! 」 三人組は驚いて顔を見合わした。 シュー 「貴子ちゃん、君は願えば何でもできる女さ。  それが日本新だろうが、世界新だろうがね… 」 コージ&タロウ 「お前は貴子を〇〇〇気か! 」ボコボコ! 貴子 「そうかあ、その次は世界新だなあ~☆ 」 貴子はニヤけてヨダレが垂れそうになっている。 三人組 《あっ! いかん! 貴子が壊れかけてる! 》
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