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ハネムーン
早速2人でゆっくり出来るよう、1週間分の食料や着替えなどを持って、グエンの家の別荘に向かった。
この別荘は都心部からかなり離れた海辺にあり、管理はされているが、使用人は常駐していない。僕達が滞在する間も、自分達でするから世話は不要だと伝えておいた。ーー恥ずかしいしね。
グエンと食料などを所定の位置へ直したあと、軽い食事をとって、お風呂に入ることにした。ヤり始めたらもう、滅茶苦茶になるので先に。
「キレイなところだよね。ここ、いつ来ても」
「そうだな」
「グエン、頭洗わなきゃ」
「そうだな」
あぁ、グエンはもう僕のΩフェロモンにやられたのか、返事も「そうだな」ばかりになり、見つめる目がギラギラしてきた。息も荒くなり、そうなると僕も身体の熱が段々と全身に広がってきて、息が荒くなってきた。
とうとう立っていられなくなり、グラッと傾いたら慌ててグエンが抱きしめてくれて、顔が近づいたなぁと思ったら深くキスされた。
ーーあっーーふっーっ
唇の端から2人分の唾液が垂れて、顎をつーっとつたって落ちた。唇が離れると、唾液が糸を引いてポタッと胸にかかった。もう僕は立ち上がれなくなり、ぐにゃぐにゃになった僕を抱えて、グエンは裸のままお風呂場から寝室へ歩きだした。
「ーー拭かないと風邪ひくよ……」
「すぐ熱くなる」
もう理性が焼け切れそうだ。
ドサッと僕をベッドに投げ出したグエンは、直ぐに僕に覆い被さってきて、キスした後乳首に吸い付いてきた。
あっあっあっーーーっいいっ!
気持ち良いか?
もっと!もっと吸って!あぁっっーーっ
反対の乳首を指先でコリコリしながら、執拗に吸っては舐めてくる。気持ち良い。
そうすると、お腹の辺りが堪らなくムラムラしてきて、我慢できなくなった僕は、
「グエン、胸もいいけど……あっ」
「ここか?」
そう言ったグエンは、僕の下半身の方へ顔を下ろしてきて、分化したばかりの性器に熱い視線を注いだ。
「いやっ、じっくり見ないで」
「キレイなピンクだな」
「やっっーあぁぁっーー」
分化して、小さいままの前を大きな口に含んで、乳首のときと同じく吸いだした。小さいが立ち上がった性器がさらに固くなり、気持ち良いのが止まらない。
「あんっ」
急にグエンの指が、僕の後ろを探ってきて、驚いた僕は腰をグエンの顔に突きだしてしまった。グエンは鼻が当たって少しビックリした様だが、ちょっと笑って、グイッと僕の両足を上に持ち上げた。
え?
あああああっっ!
その顔を僕の後ろの穴に持ってきたかと思ったら、舌を尖らせて穴を舐めだした。
「汚いよ!」
「大丈夫だ。浄化魔法を掛けたし、お前に汚いところなんかない」
恥ずかしいよ~っっ!
もう、僕の顔は茹でダコみたいに真っ赤になり、多分血圧も人生最高値まで上がったと思う。
僕の後ろの穴は、発情期特有の愛液がどんどん溢れてきて、ぐちゅぐちゅと寝室に卑猥な音が響きだした。
あっあっあっあっ
声も止まらなくなって、舌だけでなく指も入れながら僕の後ろを広げていったグエンは
「我慢できない、入れるぞ!」
「いい!来て!中に一杯出して僕を番にして!!」
「幸せにする。約束する!」
これ以上曲がらないと言うくらい僕の足を上げたグエンは、上からその太くて長い巨根をグイッと押し込んできた。
グエンが腰を入れる度、上から串刺しにされているようで苦しかったが、身体の中にグエンを感じると堪らなくなり、僕も彼の腰をグッと両足で挟んで近づけた。
あああっっーあぁぁっーー!!
気持ち良い気持ち良い気持ち良い!!!
狂った様に腰を振るグエンにあわせて僕もガクガク腰を振った。2人の結合部からは、グエンの先走りと僕の愛液が混ざったものが泡だち、ボタッボタッとベッドに落ちては溜まっていった。
グエンはとうとうαの特徴である性器の根元のコブを僕の穴へグッと押し込んで、僕の身体を繋がったまま抱き起こして回し、うつ伏せにした。いよいよだ。
「いいか?」
「っっーいいよ!来てっっー」
グエンが僕の腰を両手でグッと持ち、強く自分の性器を押し込んで、
「出すぞ!」
びっっびびゅーーーーーーっっっ
凄い勢いの精液が、僕の完成したばかりの子宮に流れてきた。子宮口に押し付けたグエンの性器の先が、子宮口をさらに押し込んで、とうとう子宮口をこじ開けだしたとき、僕はガクガク震えてこの世のものとは思えない、危険な快楽に身を委ねた。
いいっ!いいっ!イクッーーーーーー!!!
分化して、もう精液が出ないはずの僕のち○こからも、潮が吹き出てベッドにシミを作った。
はぁはぁはぁ
息を落ち着かせようとしたら、まだ終わらない射精をしながらグエンが口を大きく開いたかと思うと、僕の項に
がぶっ
鋭い歯を立てた。グエンに噛まれた途端、2人の身体からブァッと甘いフェロモンが溢れて、2つの身体を包み込んだ。
「はぁはぁ、これで番成立だなっ」
「あっーーあっあっあっーーーっ」
番になることで、より一層フェロモンは甘く香り、その香りにあてられた僕は、子宮に入ったグエンの性器をギューッと締め付け、さらなる精子を求めて絞り込んだ。
αがコブを入れて射精する時間はとても長い。番が成立し、よりフェロモンを吸い込んだグエンの射精は、僕がイって気を失った後、目を覚ましてからも続いていた。僕を優しく後ろから抱きしめ、出している時は少し力を入れ、耳や項の噛み跡にキスをしてくれた。
「あっ、まだ出てる……っ」
「子宮の辺りタプタプしてきたな」
「一杯出してっ……きもちいい」
「あぁっ、まだまだ出るぞ、……うっ……っ」
たっぷり精液を子宮に貰って、もうコブを入れていても漏れそうだという頃になって、漸く射精が終わったグエンは、子宮口に差し込んだ性器を、精液が漏れないようにゆっくり引き抜いた。
ズルーっとグエンが抜けた僕の穴からは、愛液と共にグエンの出した精液が、ボタッボタッと溢れて落ちたが、あれだけ出された割には漏れ出なかった。
不思議に思って聞いたところ、
「子宮の中に直接出したからな。漏れでにくい」
この一回戦で妊娠したと確信した。
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