登場人物

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有栖川夏蓮(ありすがわかれん)♀ 本編主人公。初出時、32歳。 現在は、結婚して梶尾姓だが、仕事柄、旧姓の有栖川の方が仕事をしやすいので、通称として、そのまま使用している。(同期以上の特に男性社員は、「有栖川」と、姓を呼び捨てにしている。) 大学卒業後、父親が副社長をしている東邦商事に入社。ずっと営業畑を歩いてきた、叩き上げのキャリアウーマン。 就活に来ていた大学生の佑樹を見て、一目惚れした。しかし、その時点で、彼が、最終的に、入社試験を受けに来るのかどうかも確定していないし、試験を受けたとしても、内定が出るかどうかはわからない。内定したとしても、自分と接点を持つ部署に配属されるかどうかもわからない。 この時の夏蓮にとっては、先の見えない恋の始まりだった。 翌年、恋愛の女神は、夏蓮に微笑んだ。佑樹が、夏蓮の指揮する営業企画2課に配属されてきたのだ。 「今日から、お前、彼氏な…。」 半年間 (正確には、1年間以上)我慢した恋心を、勇気を出してぶつけた夏蓮だったが、10歳も歳上の直の上司が、新入社員に手を出すなんて…と、いう思いがあったことや、普段見せてる自分と恋する乙女の素顔が隔絶していることの照れを隠くすために、上司命令は絶対などと言ってしまった。 そのことで、後々、佑樹には、かなり文句を言われたが、気持ちを受け取ってもらえてホッとする。 その後、夏蓮の泥酔事件。佑樹の元カノである愛理の家出騒ぎ。門倉常務も絡んだお見合い。ふたりでの関西旅行など、色々なことを、佑樹と経験し、乗り越えながら、愛を深めていく。 課長から、営業部長補佐に昇進後、大阪へ単身赴任することになり、新婚なのに、いきなり別居生活を余儀なくされる。 大阪での任期中に妊娠がわかり、帰京後、出産して育休に入る。 育休明けより、新設されるキャリアデベロップメント室の室長(部長待遇)を任されることになり、そのための準備に忙しくしている。
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