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「ルナ、仕事に行ってくる。お留守番を頼むね。変な人物が訪ねて来ても、知らん顔してなよ」
そう言って、カミラは見られてまずい物がないか辺りを確認してから家を出て行った。
一羽残されたルナは、自分の仕出かしたことが、カミラにどんな影響を及ぼすかを考えて身震いする。
「探さなきゃ!イーサン・トガシを探さなきゃ。でも顔も分からないのにどうやって?」
考えても答えがでるはずもなく、ルナはダイニングの壁にかけられた写真を横に押上げると、ルナ用の秘密の通路と出口を抜けて空へと飛び立ったのだった。
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