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Side:Keisuke***
──ほんと、綺麗だよな。
全身がベッドサイドの間接照明にぼんやりと照らされて、つぐみは恥ずかしそうに身体をくねらせている。その華奢な曲線がまた色っぽくて、思わずため息が出てしまった。
白く艶めく身体に、俺がつけた幾つもの赤い痕が映える。首筋にも、胸元の皮膚の薄い部分にも。つぐみは俺のものだっていう印だ。
「け……いすけ、あんまり、見ないで」
目を潤ませながら、頼りない声色でそう懇願される。それが俺をさらに煽っていることを、つぐみは全く自覚していない。
「大好きな彼女の裸、ちゃんと見たらダメなの?」
「恥ずかしい、でしょ。……あっ、やぁんっ」
柔らかな太腿からさらに奥に指を這わせると、そこは思った以上に湿っていて、少し弄っただけで水音が響く。少々驚いたが、ちゃんと感じてくれていることが嬉しい。
「すげえ、めちゃくちゃ濡れてる」
「言わないで」
恥ずかしいのか涙目で、つぐみは俺の腕をぎゅっと掴んだ。こんな反応をされたら、もっといじめたくなる。
「やらしいな、まだ触ってないのにこんなになって」
人差し指と中指をそこに埋め込むと、つぐみの腰が大きく跳ねた。
「ああっ、だめ、挿れちゃ……動かしちゃ、やぁ……」
「だから……だめ、じゃないだろ」
ほんとに素直じゃないんだから、と俺は思わず苦笑してしまう。わざと大きく水音を立てながら指を出し入れしてやると、つぐみの腰が俺の指の動きに合わせて揺れる。
「まだ指なのに……こんなに腰揺らして」
「だって……あっ、や、やぁん……あっ……」
つぐみの可愛い声を吸い取るように口付けて、口内の奥深くまで舌を差し込んで味わうように動かした。
まるで知らない女みたいな表情できゅうきゅうと俺の指を締め付けながら甘い声を上げて、俺の指の感触ひとつひとつに過剰なくらい反応している。
苦しそうに喘いでいるのに、つぐみの身体の中からはどんどん蜜が溢れてきて──こうしているだけでも、俺の方が達してしまいそうだ。
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