第二章 え?合格♪ 三角!

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 ふたりで校門のところまできて、莉央が、 (さて、どうしよう?困ったぞ。駅までは一緒だよね、多分...ん? うれしいのかな?あれ?) と、まだ自分の精神状態に疑いを持ちながらも、そわそわし始めたとき、 「りょう」 と、校門の陰から 女性が..それも..メイクもバッチリキメてる、結構な美人が..現れた。 「よう、杉木さん。なんだ、いたのか」 「落ちてたら、会わずに帰ろうと思ってたのよ。まあ、受かるとは思ってたけど」 「うんうん、受かったよ。これからよろしく、せ、ん、ぱ、い」 「ホントにうちに来るの?他は?国立受けてないの?」 「行くよ。第一志望だもの。他は、まあ、なんだ、はは、ねぇ」 と、突然莉央に振ってきた。 「え?うん。うん?」 「あら、彼女連れで合格発表見に来たの?余裕ね」 え?っと顔を美人に向けたとき、一瞬 眼が合った。 (ええ!) すっごい眼つきで睨まれた..ような気がした、が、次の瞬間、普通の顔に戻っていた。 (あれ?)
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