第二章 え?合格♪ 三角!

7/10
78人が本棚に入れています
本棚に追加
/290ページ
「杉木さんはA大学の?」 「そう。短大の方だけどね。一応英文科の先輩?英文よ、仏文じゃないからね」 「それじゃ、新堂さんは、浪人?」 「そうそう、一浪。ホント一浪で合格してよかったよ。来年だったら杉木さんいなかったしな。どうして短大にしたんだよ」 「短大しか受からなかったの!」 「じゃあ、先輩なん、ですね?」 「そっっちは先輩だけど、僕は同級生だって。先輩扱いされたら周りに浪人だ!ってバレるっしょ」 「そうか。そうなんですね」 なんとなく納得したようなはぐらかされたような気分だが、 (まあ、いいか) 色んな事があり過ぎた感が強い莉央は、(もうどうでもいいや)状態になっていた。
/290ページ

最初のコメントを投稿しよう!